音沙汰なくなるclassic

巫が綴る日々のこと

巫と新屋がゆく、素敵な再会の旅の話。

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さて、ありがたく忙しない7月がもう終わりにさしかかりました。

 

お待たせしました、ななみさんと旅した日記、第2弾でございます。

 

【友人の晴れ舞台を観に】

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そもそも何故、行き先を長崎にしたかといいますと。

 

話は少し巻き戻って2月の頭。

 

わたしとななみさんの高校からの大切な友人の一人、橋本怜和(以下、りょーな)くんという方がいるのですけれど、その子が突然

 

「ね、ね、もしかしたら長崎に行くかもしれない」

 

なんて言ってきたんです、前触れもなく突然に。旅行かと思ったら、お仕事で。

 

ミュージカルの王子様やるかもしれない!って言うから、もし受かったら、絶対観に行くね。って言ってたの。

 

【巫、新屋、一旦の旅納め】

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2回目で「旅納め」ってなんだよ、って、思いますよね。笑

 

わたしとななみさん、表現者として嬉しいことに、舞台や映像のお仕事で、10月頃まで忙しくなることが決定いたしまして。

 

しばらく旅できなくなっちゃうね、それなら一旦の旅納め、贅沢しちゃおうか!って。

 

そんな話をしていた時、偶然りょーなから、彼が王子様を演じている作品が、7月末で一旦終わってしまうという知らせを聞いて。

 

タイミング良いということは、もう運命だと思って。

 

長崎へ行くことになったのです。

 

【夢のような。】

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みてみて、真ん中がりょーなで、両脇にわたしとななみさんがいるんです。笑

 

細かい旅のお話は次回投稿で綴るとして、今回は岩手の時と同じ、取り敢えずの思ったこと、感じたことのまとめのような。

 

友人目線、でないとしても、本当にかっこよくて、歌が上手くて、素敵でした、王子様。

 

わたしの中で、同級生であり友人、という記憶で止まっていたりょーなが、完全に「知り合いの俳優」になった瞬間、と言ったらいいのかしら。

 

まだ大楽ではないのでネタバレはできませんけれど、りょーながかっこいい、ということが伝われば良いです。

 

そしてそして、友人特権をここで乱用。終演後にわたしとななみさんと、りょーなの3人でハウステンボスを巡りました。

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伝わります?この楽しさ。

 

久しぶりだねぇ、とか、最近どう?とか、何気ないことを時間のかぎり話していました。

 

りょーなはそのあと稽古だったので一旦行ってらっしゃいをして、後ほどホテルのラウンジでまた落ち合って。

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普段は絶対に飲まないような、お洒落でちょっと高級なお酒を飲みながらまたたくさん話して。

 

本当にあっという間に過ぎていった、幸せな時間でした。

【自立の仕方、という話】

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少し話は逸れますが。

 

昔、大好きだった先生に、

「自立するということは、依存を分散させることだって最近読んだ本に書いてあったよ。
いろんなコミュニティーに属することで、それぞれの依存度が低くなっている状態を自立というんだって。

ゆきはひとつひとつの居場所に尽くしたり、没頭するのは得意かもしれないけど、そういう意味での自立はできていないのではないかな」

と言われたことがあります。

 

流行りの言葉を借りるとすれば、メンヘラ(メンタルヘルス)、のような。

 

そういう人間は、たったひとつの信じて尽くして愛していた物事人から少しでも拒否されたと感じると、世界に拒絶されたような気がしてしまって、生きているのかそうでないのか、いろいろなことがわからなくなってしまうんです。

 

まさにそれをひしひしと、実感してしまった苦しい夏に、世界にはいろんなもの、こと、ひとがあって、そんなに深く考える必要はないのだと、逃げるという選択肢が必ずしも間違いではないと、そう考えるきっかけをくれたのが、意外にもりょーなだったりするんです。

 

その夏くらいからよくみんなで(同級生の子たち数人)りょーなの家で集まってわいわいしたりするようになって、色々な人と出会って、わたしなりの、人との適切な距離感がわかるようになって。

 

だからね、周りが、ななみさんが、りょーなが、思っている以上に、再会して笑って話せて本当に嬉しかったんです。

 

美しく、素敵で、優しい夏の始まり。

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